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TV番組感想:「ETV特集 アフガン戦争 ~米ソ介入 秘められた真実~」 

アフガン関連の内容という事で、13日の夜に放送された、「ETV特集 アフガン戦争 ~米ソ介入 秘められた真実~」を視聴しました。
最近公開されたというクレムリンの内部資料を基に、アフガン戦争に至る過程および内戦時のアフガニスタンとソ連やアメリカとの関わりについて色々と語られており、なかなか興味深い内容でした。
当時のソ連軍の将校や、アミンの奥さん(存命だったのね)、ラバニといった面々へのインタビューも行われており、結構力の入っているドキュメンタリーだと感じた次第です。同じくインタビューを受けていた人で、マスードの写真を後ろに飾っていた指揮官は、多分同じイスラム協会で戦っていた人物だと推測されます。

ハルク派とパルチャム派の抗争など言及されていない事象も多々ありましたが、尺の関係ではしょったというところでしょうか。

なんかもう、独裁者が自分で自分が主演の伝記映画撮影してたってのが笑えましたわ。そりゃ一番再現性の高い再現映像だわな。金正日を連想させられるっつ~か、独裁者という輩は洋の東西でやる事変わらんなと。

クレムリンで軍は侵攻に反対しているのに、書記長とKGBは乗り気で結局強行してしまったのが印象的でした。いくら文民統制がとれてても、これではほとんど意味が無いというか。軍は反対しているのに、文民の方が戦争を強行するというのは、後のアメリカのイラク侵攻と同じパターンですな。
日本では軍部の方が暴走して日中戦争に繋がった経験から、文民統制に対する信仰がある様に感じられますが、現実はそう単純ではないという事ですね。
初めはみんな短期で撤退するよと調子の良い事言いってたのに、現実はズルズルと泥沼の深みに嵌っていくという最悪のパターンですな。

侵攻前に軍上層部は「ソ連軍は山岳戦に不慣れだから止めた方が良い」と苦戦を予想していたというのも印象深い。制服組の方はちゃんと自分らの戦力を判ってたんだよなぁ。
これ、ゾイド・バトルストーリーのマッドサンダー初出撃時のチェスター教授のやり取りと同じじゃん。w バトストのあの辺の展開は当時のアフガン戦争をモチーフにしているのではと思っていましたが、これで確証に変わりました。

マスード司令官に関するエピソードも多少紹介されました。長倉氏の「マスードの戦い」において、一時的に政府軍と休戦していたというくだりがあり、どういうチャンネルで休戦合意に至ったのか些か疑問だったのですが、ソ連軍の将校が直接乗り込んで来て交渉していたとは。
また、ソ連は撤退時にゲリラを取り込んだ連立政権を作ろうとしてマスードと交渉の約束をし、いざヘリで交渉場所へ飛び立とうとしたら、連立政権なんぞ創る気は全くなかったナジブラが、先手を打って交渉場所を爆撃したためご破算になったりとか。これは歴史の転換点たったと思いますね。ここでまがりなりにも連立政権が出来ていたら、後の内戦~タリバン戦争へ至る悲劇は避けられたかもしれない。

まぁなんですか、やはりアフガン戦争の根本的原因は、単純に言うなら「アカにかぶれてしまった」という事に尽きますね。共産主義に感化された国ってどこも碌な目にあってねぇよなまったく。もう少し上手く立ち回ればソ連の侵攻は防げたと思いますが、イスラム教が強い地域で社会主義体制を確立するというのはやはりちょっと無理がある訳で、この点に関しては大国の介入以前の問題で国の混乱は避けられなかったと思います。

アメリカ軍はイラクで、このアフガン戦争時のソ連軍とほぼ同パターンの泥沼に嵌り込んでおりますが、果たしてこれからどうなるやら……。お先が真っ暗すぎて顔をしかめざるを得ません。
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