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書籍感想:「ヤクザに学ぶ交渉術」 

「ヤクザに学ぶ交渉術」
山平重樹 幻冬舎アウトロー文庫

ヤクザに学ぶ交渉術
ヤクザに学ぶ交渉術
posted with amazlet on 06.06.03
山平 重樹
幻冬舎 (2002/12)
売り上げランキング: 58,415

現代はネゴシエーションの時代と言われ、ビジネスマンに至っては仕事の大半が交渉事な訳ですが、だったらそれ以上に交渉事、すなわち「掛けあい」を生活の根幹としているヤクザの交渉ノウハウに学ぼう、という実用エッセイ。帯には「現代ビジネスマン必読の一冊」とまで書いてあります。(笑)
本屋でタイトルが目に止まったんで手に取ったところなかなか面白く、結局購入するに至りました。幻冬舎アウトロー文庫の本を買ったのはこれが初めて。どうも結構売れたらしく、平成14年12月25日に初版が出ているのですが、私が所有しているのは平成15年2月25日発行の第6版のものです。また、購入後に文庫のランキングで上位にランクインしているのを見かけました。作者の山平重樹氏は同じく幻冬舎アウトロー文庫で、他にも何冊かヤクザ関連の著作を出してますね。

様々な事例をあげて、ヤクザの交渉術の秘訣が解説されているのですが、不利な立場を覆したりとか、相手の事も考慮して上手く収めるとか、非常に興味深い内容でした。比較的最近の事例に関してはAとかBとかイニシャルで表記されているのですが、もう半ば伝説化している事例に関しては実名で表記されているんで、ヤクザ社会の歴史にある程度詳しくなれます。
一般人の交渉の場合、当然の事ながら生命のやりとりになる事はまず無いですが、ヤクザの場合は掛けあいから抗争に発展する可能性がある為、それだけ交渉も緊迫感が漂ってます。本書によれば、掛けあいの極意は「気合」で、特にカタギからの頼まれ事の場合は「正義は我にあり」という思い込みが最大の武器になるとの事。確かに、気合負けしていてはどうしようもありませんわな……。小生としても、これぐらい強引に打って出るべきかねぇとも思わせられました。また交渉上手たりうるには、話術、人脈、知識の3つの条件が重要との事です。これは一般の社会と同じですね。ちょっと意外だったのは「口下手、必ずしも交渉下手にあらず」という話で、ヤクザの中には普段は喋るのが苦手で口下手でも、いざ掛け合いとなると的確に物を言い相手を圧倒する人がおり、口下手と掛けあいの上手さにはあまり関係が無いと書かれております。これは自分は口下手だけど、交渉は上手くなりたいと考えている人には朗報というべきか。
実際の一般社会の交渉事にどのくらい応用可能かは分かりませんが、「そうか、こういう考え方も世の中にはあるのか」と、私にとっては色々と新鮮でした。血なまぐさい描写とかはあまり無く、純粋に読み物としても面白と思います。「山口組のキッシンジャー」と言われ、ヤクザ引退後にはフィリピンで反政府ゲリラの捕虜になっていた日本人カメラマンを1年以上に渡る交渉の末救出した元組長の話が、特に面白かったですね。

なお、あくまでヤクザの交渉術についての本なんで、ヤクザに絡まれた時の対処法は殆ど書いてませんので、そういうのが必要なら他の本をあたりましょう(^^;)。

最近では同じ作者のヤクザ関連書籍ともども、竹書房からコンビニ売り向けの漫画版が発売されています。
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[ 2006/06/09 23:55 ] 書籍 | トラックバック(0) |

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